腎機能の状態を示す血清クレアチニンとは

腎機能の状態を示す血清クレアチニンとは

健康診断や腎臓の検査を受けると、血清クレアチニンと呼ばれる指標がありますが、これはいったいどういったものかご存知でしょうか?

 

血清クレアチニンは、「血清」と「クレアチニン」を組み合わせた言葉ですが、血清とは血液中の液体部分を指す言葉です。その血清中に存在する、筋肉で作られるクレアチニンという老廃物の量を示したものが「血清クレアチニン」です。

 

クレアチニンの多くは、腎臓の糸球体から排泄されるようになっていますが、腎臓の機能が低下している場合には血清クレアチニンが増加するようになります。血清クレアチニンの値が高いということは、腎臓に関する病気や泌尿器系の病気のリスクがあるということになります。

 

血清クレアチニンの基準値は、男性では0.6?1.2mg/dl以下、女性では0.4?1.0mg/dl以下とされています。クレアチニンが筋肉で作られることや、この値が男性の方が多いことからもわかる通り、筋肉の多い人は数値が高めに出るようになっていることに注意しなくてはなりません。

 

尿中のクレアチニン値も測定すると、血清クレアチニン値と比較することによって腎機能の低下についてより正確なことがわかるようになります。

 

血清クレアチニンが低い場合もありますが、その場合には筋肉量の低下、筋ジストロフィーや、2型糖尿病といったリスクが考えられます。血清クレアチニンの値だけでは十分なことはわかりかねますが、疑いがあればしっかり調べることによって隠れた病気の発見が早まるはずです。数値にはいつも注意しておくようにしましょう。